いや、面白かった。進路・研究そっちのけで見てしまった。
そんくらい面白かったわけです。電脳コイル。
wikipediaとかのが解説は詳しいと思うんですが、
メガネ型の通信端末を通してアクセスする仮想空間で
起こる事件のお話です。
特に「攻殻機動隊」とか好きな人はぜひ見るべし。
ずっとライトな世界観ではあるけれど、
でも展開がとても上手なので見ごたえがあります。
以下あんまり面白くない自分の話。
そもそも電脳コイルをなんで見たかというと
「サイバーパンク」とか「サイバースペース」を元に
検索をしてたからだったりします。
つまりは僕の学術的研究の関係なんですね。
サイバースペースってのは電脳空間でそのままなんですが、
これに「空間」って名前がついてるのって面白いと思いませんか?
データは空間とは違うものですよね。
じゃー我々って、現実空間はどう認識してるんでしょう?
突き詰めれば神経とか脳とか心理とか
そっちの世界の話なんですが、
僕は社会学なのでそこまでは突っ込みません。
でも乱暴に言うと現実空間も脳が認識する空間なので、
電脳空間も「脳が認識する空間」って事で、
ひとまずは存在するんだ!とまとめておくわけです。
さて、電脳空間で我々は一体何をしたいのでしょう。
これが結構「インターネット」の話では交錯していて、
人によって様々、つまり様々なレベルの「電脳空間」が
その人の目的なりなんなりで存在すると。
ただ現状のところは
「人間の体」というハードウェアと
「人間の精神」というソフトウェアがないと、
ヒトというものが保てないので、
電脳空間もその性質を制限されることになります。
(アイボは生きてるのか?っていう議論も出来ますが、
人間が認識できないとキリがなくなりそうなので…)
そんな微妙な位置づけの電脳空間ではありますが、
ただその電脳空間が様々なレベルで存在し、
そのルールによる社会があることは確かだと思います。
一番顕著だったのがメタバース。「セカンドライフ」とかですね。
ここでは人間は空も飛べるし性別も一瞬で着替えられる。
この非常識な空間が電脳空間の「現実」であり、
ここである程度の「生活」ができた。
ここで面白くなってくるのが法とか慣習とかです。
メタバースの中で人を殺したら、殺人罪を問えるのでしょうか?
メタバースの中でセクハラをしたら、現実でつかまるのは妥当なんでしょうか?
もうちょい拡張してみましょう。
一人が「新宿駅で爆破テロを起こす」と掲示板のフォームに文字を入れて、
そして通りすがりがエンターキーをうっかり押してしまったら、
誰が業務妨害で逮捕されるのでしょう?
その書き込みを、利用者はどうやって「二人だ」と判別すりゃいいんでしょう?
出来ない場合はどううけとりゃいいんでしょう?
法で決着はつけられるでしょうが「それでいいんでしょうか?」です。
こういう「電脳空間」のルールみたいなものは、
まだ結構あやふやなところが多かったりします。
それでも空間としてなんとかやっていけてるので、
そこには色んな社会が見て取れるわけです。
…ということを、実際に説明するのにSFの創作物は
具体的に描かれてる面ですごく都合がよかったりします。
だから電脳コイル借りたんだよ!!
でもすげー面白くて研究どころじゃなかったけどね!!
欲しいぜ!電脳メガネ!
最近のコメント